い、いつの間に!? だがそれよりも、私は彼の人間離れした容姿にまず驚いた。 サラサラと風になびく髪は今までに見たこともない、綺麗な金色。 こちらを見下ろす瞳は、思わずうっとりしてしまうほど澄んでいる。 誰、なんだろ… こんなキレイな男の子、見たことない。 だけどその男の子が着ているのは、間違いなくこの学校の夏服だ。 呆然と見上げる私を、男の子はおかしそうにクスクスと笑う。