「要ええええ!!」 最後に見た日よりもだいぶ痩せてしまった…要の体。 服も最後に見た制服のままで、きれいだったはずなのに所々汚れている。 それでも…私は要の体を強く、強く抱きしめた。 「よかった…生きててくれてて…」 会いたかった ずっと会いたかった… 「里緒奈…」 頭上からの、小さな声。