-バタン!! 大きな音を立てて、扉が左右に開く。 真っ先に自分の視界へと映ったのは、部屋の大部分を占めていた白いベッド。 その上に腰掛けていた青年が、こちらを振り返ったとき… 「要ッ…!!!!」 私は駆け出した。