きっと、気のせいに違いない。 今日は特別刺激的な一日だったから、ちょっと敏感になっているだけだ。 うん、きっとそう…。 要だって子供じゃない。 少なくとも私よりはずっと大人でしっかりしてる。 きっとすぐに帰ってくるだろう。 それよりも明日、あの『黒凪』にどう対抗するか考えないと… といっても、私一人で何ができるのか。 悶々と考えているうちに、私はいつの間にか眠りについてしまっていた。