一応、要にメールしとこうかな。 なんて、心配し過ぎだろうか… けど、今夜はなぜか… イヤな予感がして仕方ない。 それに「これ」も… 私は左腕を目の前にそっとかざす。 そして袖を一気に捲り上げた。 すると、相変わらず不気味な刻印が視界に広がる。 「…っ」 長い時間直視することはできなくて、 私は一度顔を歪めるとすぐに捲り上げた袖を下ろした。