他のメンバーも、自分たちが圧倒的有利な状況にいることに気づいたのだろう。 戸惑いとは一変、ニヤリと口元に笑みを浮かべる。 「この女もベッドに押さえつけろ…!!」 弾かれたように一人の男が里緒奈に襲いかかろうとしたときだった。 「…!?どこだ!?」 いつの間にか目の前にいたはずの少女がいない。 「どこ行きやがった!?」 メンバー全員が部屋の中をキョロキョロと見回す。 「ここだよ」 「…っ!!!」