ほとんどがもはや年代がわからないほどにすすけたものが多い けど 今、自分の目の前に書かれている壁の血文字は・・・ 震える指先をそっと伸ばす 触れた瞬間感じたのは 独特の、ヌルリとした感触・・・。 指先に、「それ」はしっかりとこびりついていた 真新しい鮮血 つまり・・・ 最近の・・・本当に最近の人間の血だ