最初は右も左も見渡せるくらい広かった空間 それがだんだん、狭くなってきている この先もっと道は狭まっていくのだろうか・・・ 自分のその予感は当たっていた 案の定、道はどんどん狭くなっていき・・・ やがて自分の体が通れるか通れないかくらいの幅にまでなってしまったのだ ・・・まるでビルの路地裏だ 道が小さくなったぶん、当然月あかりに照らされる面積も減る その場の空間はさらに夜の闇へと包まれていた