みんなを失う心の痛みに比べれば・・・大したことない。 この気持ちに、想いに 偽りなんて何一つないはずなのに・・・ -カタ、カタカタ・・・ ナイフを握る指は、小刻みに震えていた。 本当は、怖くて怖くて・・・仕方ない。 相手は、世界の裏で生きているような・・・黒凪と並ぶ伝説の組織。 自分は今から一人でそこに 乗り込もうとしているのだ