理由があったのだ。
この刻印が発動するのには・・・ちゃんとした「条件」が存在していた。
刻印が動き出したのは過去にたったの2回。
初めて動いたのは小さい頃・・・
あの時私は腕を火傷した。それも左腕・・・刻印のあった左腕の部分をだ。
そして力が発動
自分の泣き叫ぶ悲痛な悲鳴と共に、
自分に火傷をおわせたストーブが爆発した。
だが・・・一度爆発した刻印のちからはそれだけでは収まらなかった。
幼い私では、事態を把握できるはずもなく
惨劇が自分の悲鳴と恐怖心であるということに気ずくこともできなかった。
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