「斉藤が実は女だったとか…全く気にしてない。」 「…。」 なん、で… 「斉藤のこと、有沢さんから全部聞いた。」 「…っ!?」 思わず目を見開く私。 有沢が、 話した…? 私のことを…水城たちに…? ありえない。 だって有沢が私に手を貸すといった根本的な理由は… 真実を知って水城たちが傷つく前にここから自分を追い出すためで… なのに そう口にしたはずの本人がなんで…