自分が実は女だったなんて
まるでどうでもいいかのように…
「なんで…」
「え?」
気づくと自分の口からは…
自然と言葉が漏れていた。
突如3人の目に驚きの色が走ったのは、
私の頬を、一筋の雫が静かに流れ落ちていったから…。
「みんな……おかしいよ……」
いつものように、優しく接してくれる意味がわからない。
「斉藤…?」
「何だよ、どうしたんだよ急に」
怒っていいんだよ
『ウソツキ!』って、
罵っていいんだよ
なのに…
「変なやつ。どうした?」
なんでそんなに…
私に優しくしてくれるの…?
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