え 今… 「里緒菜」って言った!?!? サラリと彼の口から出てきた自分の名前に 瞬間顔が熱くなる。 頬杖をつきながら 心なしか有沢が楽しそうにそんな私を見ているような気がするのは… 自分の気のせいなのだろうか…。 …って、今はそんな場合じゃない! 現在重要なのは… 「今度は里緒菜の秘密をオレに教えて?」 私の秘密を 話してしまってもいいのか、ということ…。