だって、あの日の私は… 親友よりも自分の身可愛さを優先させた… 最低な女だから。 それに… 最後に向けられたあの3人の目は 明らかに私を軽蔑していた。 とてもじゃないけど… 離島やその他2人が私を良いように話すとは思えないんだけど… なんて悶々と考えていると、 「さて、今度は里緒菜の話を聞こうか」 自分の考え事に終止符を打ちつけるように、 有沢が口を開いた。