「あ」 「ん?」 話を戻そう。 「その髪と目の色は… もしかして、修羅の血を引いているから?」 だから…普通の人と違う色なのかな。 私の問いかけに、 彼は口元に静かに笑みを浮かべた。 え-‥。 それが一瞬寂しそうに見えたのは… 私の気のせいだろうか。 けどそれは、本当に一瞬のことで… 「修羅ってやつには、 稀に突然変異で生まれてくる子供が、数百年に一度いるらしい」 「え…」 突然…変異…?