人間離れした、きめ細かい白い肌。 マグカップの取っ手をつかむ、スラッとした長い指。 「…っ」 先ほどあの手に強く抱き締められたのかと思うと顔が熱くなる。 ふと、 有沢がマグカップから口を外した。 同時に慌てて彼から視線を外す私。 けどなぜか へ? 有沢はテーブルにマグカップを置き、そしてひざの上で頬杖をついたかと思うと 今度は向こうが私をジッと見てきて…