「っ!!!!」 心臓が 「…どこ行くんだよ」 破裂しそうになった。 ドアノブをつかんだまま静止する指 恐怖を通り越して硬直する体 なん…で… さっきまで確かに、キッチンのほうにいたはずなのに… カタカタと徐々に震え出してきたのは 彼の声が今までと比べ物にならないくらい …低かったからだ。