「ちょ…!どこ行くの!?」 何とか紡ぎ出した問いかけに返ってきたのは、 「二人きりになれるとこ」 …はい!? そんな一言。 ふ、二人きりになれるとこって…!? 聞き返そうとしたが、突然階段にさしかかりそれは阻まれることとなった。 手首を強く掴まれながら、 前をどんどんと突き進むこの人に 私は従う他なかったのだった…。