「なんでそんなにオレたちと風呂入るの嫌がんの?」 「…っ、それ、は…」 至近距離で覗き込まれる顔。 視線のすぐそこには、男の子なんだと意識してしまうほどの逞しい体…。 こんな私がもちろん、それに見慣れているはずはなくて 「一澤…は、離れて…」 顔からは湯気が出そうなほど真っ赤になる。 そこへ… 「斉藤、早く脱ぎなよー」 まるで助けてくれるかのように、一澤の後ろから水城がひょっこりと顔を出した。