だって視線の先には、 思ったとおり一澤の姿と それから水城や上沢、吏本までいたからだ。 「なんで…」 なんでみんなが私の部屋に…? 思わず固まっている私を、一澤が不思議そうに見下ろしている。 「お前…なんで制服?」 「え、あ…!」 しまった 実は今は夏休み期間で、どこの学校も休み。 それなのに私はリンにもらった男子校の制服のまま。 ちょっと…いや、かなり不自然過ぎる。