メールの削除と同時に、 -ピッ 電源も切ってしまった。 これ以上メールなんてもらっても、 苦しくなるだけ。 こんなにいいヤツらを私は利用してるんだと、 自分を責めてしまうだけ。 溢れそうになる涙を何とかこらえる。 だって人を利用している私に泣く権利なんてないから それに泣いている時間も 「…」 まるで溢れてしまいそうになる気持ちを消し去るように、 私は再び竹刀を構えたのだった。 だがそんな私に、 とんでもない夜が迫りつつあった-‥。