私には、 みんなと仲間になる権利は…ない。 震える親指が、そっと削除ボタンへと触れる。 せっかくくれた一澤からのメールが 『削除されました』 静かに削除された…。 「ごめん 一澤…」 ごめん。 けど私は、どうしてもケジメをつけなきゃいけないの…。 苦しいけどみんなを利用していることを、 認めて割り切らなきゃいけないの…。