恐らく一澤か水城が部屋まで持ってきて置いておいてくれたのかもしれない。 そっと手に取ってみると、崩れかけてはいるもののまだ使えそうだ。 「よし!」 今私がすべきこと それはいつの日か必ず訪れる…清来との闘いに備えておくこと。 今のうちに、少しでも体や力を鍛えておこう。 生半可な実力と覚悟じゃ、あの清来から要は救えない。 「要…」 愛しき人の名前をそっとつぶやく。 私は再び竹刀をギュッと握ると、何度も何度も空中に線を描いた…