一澤と水城が部屋を出て行ってしまい、 室内が一気に静寂へと包まれる。 「…。」 そんな中しばらく呆然としていると、ふと水に浸された桶とタオルが視界に映った。 「…?」 昨日最後にここを出たときは、こんなのなかったよね。 だがすぐに、 「あ…」 先ほど部屋に入ってきた一澤と水城を思い出し納得する。 倒れた私を、2人はずっと看病してくれてたんだ…