答えなんて、 考えればすぐにわかることだった。 普通の女の子として生きていた私が、 黒凪の幹部になんて勝てるわけがない。 …わかってる。 けどどこかで、望みが絶たれるという現実を受け止められない自分がいた。 だってここを出ていってしまえば、 もう二度と、要を救うことができなくなってしまう… そういうことだから。 「オレ…テストに落ちた、んだよね…」