自分の言葉に、 2人は思わず顔を見合わせている。 「…?」 そんな2人の様子に首を傾げる私に、一澤が再びこちらを見た。 「ほんとに、覚えてないんだな…」 「う、うん…」 なに 何なの…? 明らかに昨日何かがあったという2人の様子… 瞬間、大きな不安が私の心の中で渦を巻く。 もしかして私、 本当に黒凪のテストに落ちちゃったの…?