「え?斉藤、目覚ましたの?」



水城も!






一澤の後ろからひょっこりと水城が顔を出す。







「よかった!


お前昨日の夜から全然起きなくて心配…」



「テストは…!?」


「うおえ!?」






一澤の言葉を遮るようにして2人へと詰め寄る。



いきなりものすごい勢いで迫ってきた自分に驚く一澤。






だけど、


今はそんなことどうでもいい。






「テストは…テストはどうなったの!?」



今は、ただそれを知りたい。





「オレは、テストに落ちたのか!?


不合格なのか!?」