終わった……の、かな だんだんと遠のいていく意識 騒がしい周りの声が、徐々に耳から聞こえなくなってくる。 それはテストが終わったことへの安心か、 はたまた刻印の力を使い過ぎしまったからなのか…わからない。 「斉藤!」 歩み寄ってくる一澤たちの顔を最後に、 「お、おいっ!!」 私は意識を失った。