-ダン!!!! バキッ!!!! 瞬間、間髪入れずに番沢の竹刀が振り下ろされる。 「な…!」 あまりの勢いと力強い番沢の一刀にみんなが言葉を失った。 「おいおい…龍のやつ、いきなり本気だしてねーか」 「うん、初めて見たよ」 「番沢さん さっきのオレたちとのテストと別人じゃねえか…」 一澤の頬を一粒の汗が流れていく。 「あんなの、普通の人間なら死ぬかもね」 水城の言葉に 「…!!斉藤…!!」 一澤がハッとしたように叫ぶ。