私はやはり、 離島奏太という男を、信用することができなかった。 『奏太君のこと何も知らないくせに、そんなこと言わないで…!』 先ほどのめぐの言葉… まるで、以前から彼を知っているような言い方だった。 もしかして… 私が知らないうちに、めぐはあの男と何やら関係を持っていたのかもしれない。 「めぐ…!」 私は急いでめぐの後を追った…。