上沢の冷ややかなかけ声に、







ハッ!!!



里緒菜は我に返った。






そして呆然とこちらを見下ろしている4人に気づいた瞬間、



「え…み、みんな!?

いつからオレの部屋に…!?」




「いたよ!さっきから!」



「ちなみにノックもしたよ?」



と一澤と水城。







「お前は布団の中で体育座りをして、一体何をしていたんだ。」



と、上沢が訝しげに私を見てる…。








「いや、その…『能力テスト』ってやつに緊張して…」



それでとりあえず気持ちを落ち着かせようと、布団に潜り込んだんだ。






「何だよお前、緊張してんの?」



「え…うん。」




一澤がグッと顔を近づけてくる。