周りの幻想的な景色よりも、 もっと美しいものがいた…。 銀髪の髪を静かになびかせて、 噴水に片膝を立てて月夜を眺める、青年。 その横顔は、触れれば壊れてしまいそうなほど儚く だけど… 美しすぎて、目が離せない…。 (あんなにキレイな人、 見たことない…) それに、 なんてキレイな赤い瞳なんだろう… 同じ人間とは到底思えない男の子。