その横の壁には、私たち人数分のドアが…。 どうやらその先の部屋が、それぞれ自分たちの部屋となるらしい。 一つの部屋には、 「じゃ、おっさき~」 一澤 海薙が。 二つめの部屋には、 「では、オレはここで。」 上沢 琉生 三つめを、 「…失礼する。」 吏本 弁来 四つめを、 「じゃあここはオレで。」 水城 彩人 そして彼らの一番後ろを歩いていた自分は、自然と一番最後のドアになってしまった。