ぬ? 突然かけられた声に、私たち5人は同時に振り返る。 そこには… 「よく来たな。」 かなりの長身で短髪、いかにも爽やか系の男が片手を上げながら歩いてくる。 誰だろ。 もしかして… 「初めまして!オレは黒凪の櫻井。」 …やっぱり!! 早速の黒凪メンバーに、思わず体に緊張が駆けめぐる。 だけどそれは自分だけじゃないことに、里緒菜は気づいていない…。