さすがにお昼休みだけあって、みんなご飯を食べているのか廊下は静か。 ここなら、めぐから話を聞ける…。 「んで、めぐの好きな人って誰なの!?」 「ぐ…」 単刀直入に問いかける私の言葉に、めぐの頬はみるみる色づいていく。 「えっと…二年D組の、 離島 奏太君です…。」 「り…離島奏太!?」 「だから里緒菜声大きいっ!」 「いやいやいや!」 そりゃ大声にもなるよ! だって離島 奏太と言えば… あの清来と並ぶ伝説の組織の1人、 黒凪のメンバーなんだから…!!