「いや、別にいいけど………。それより…、」
総司はそこまで言うと私の腕を引っ張る
「えッ!!?ちょっ…何するのッ!!」
慌てて私は抵抗するけど、やはり男と女では力の差があり、抵抗出来ない。
「…ちょ、助けて下さいッ!!」
側にいる土方さんに声をかけるけど、土方さんは、ニヤリと笑う。
「今度は泣かすなよ。」
「うるさい…。」
沖田総司の棘のある返事を聞くと、他の壬生浪士人達がいる部屋へと歩いていく。
「えッ!!?な、助けてください!」
大声で叫ぶが、土方さんはまるで聞こえないみたいな感じでスタスタと歩いていく
う、嘘でしょう……?
バクバクと心臓の高鳴りが早くなる

