ん?そう言えばこの人もあの壬生浪士の部屋にいたこの人もいたよね?
その人も私が沖田総司と出て行った奴と気づいたらしく、
「お前、確か総司と逢い引きに行ったんじゃないのか……?」
「あっ、逢い引き…!?」
驚きのあまり声が裏返る
そんな風に思われてたのっ!?
恥ずかしさのあまり顔から熱が発せられる
「まぁ、総司がいねぇ所を見ると、総司の奴、拒否られたな…。」
う、確かに拒否したけどそういう意味の拒否ではないから勘違いしないで欲しい
壬生狼は私のぼとけかけた帯を掴みクルンっと私を反転させる
「きやっ、」
足元がふらつき慌てて体制を立て直す
「何するんですか!!?」

