「っ!!!すいm「すまないッ!!!大丈夫かッ!?」 私が謝ろうとする前にぶつかった人の方が謝ってくる。 「あ、大丈夫..です。そちらこそ怪我は..?」 「いや、大丈夫だ。少し寄ったから反応が鈍っちまってた」 ーーすまねぇ そういってポンと私の頭の上に大きな手を乗せる フワッと香るお酒の匂い、そして何より色かを漂わせる姿形 鼻は高くて、女顔負けの綺麗な黒い髪。 「いえ、私こそっ!!」 浮かんでいた涙を着物のそででこすりながら慌てて返事をする私 「ん?お前、確か総司の…、」