空と海










自分の気持ちに嘘をついて、会いたくて会いたくて仕方なかったのに、会いたくないふりをして………。







「………。」
私は何も言えなくなってしまう。







「黙るんだ?まぁ、言っても言わなくても、俺がする事は変わんないけど……」



総司はそう言うと、私の着物の帯をほどき出す。





「ゃッ!!!やめ……んッ!!!」





抵抗の声をあげるが、口を唇で塞がれる。



いやだッ!!!

怖いッ!!!


やめてッ…やめてよッ…!!!







必死に手で総司の身体を引きはがそうとするが、やはり男と女では力の差が違っていて、どうすることも出来ない。






「いい声で啼けよ?永久」