空と海







「いい声で啼くじゃねぇか..」


「いやっ、なん…ッで…こんな事するのっ?」







゙どうしてこんな事するの?前はもっと優しかったのに!!!゙




本当はこう言いたいけど、そう言えるほど余裕がない。



沖田総司は私の言葉を聞いてフッと笑うと、また私の首に指をはわせる。






「ッッッ!?」







「なんでって……。じゃあ、永久はなんであの日、来なかったの?」











沖田総司の言葉に身体をビクリと震わせる。



あの日、行こうと思えば私は行くことが出来た。




でも、行かなかった。
゙長州のためだから゙と思って行かなかった。