怖くて、怖くて涙が出てくる。





総司が総司じゃないみたいで、前とは違う人になったみたいで怖くて仕方がない





やっと、総司が唇を離したかと思うと今度は私を抱き上げる。



(な、なに?)



いきなり抱き上げられたので、私は落ちないように総司にしがみつくしかない。




「お、おろしてっ!!」




「いやだ……。」










「おね…が…いッッ、おろしてッ!!!」










もう一回言ってみるが、今度は無視をしてスタスタと歩きだす





氷のように冷たい表情、怖い

そう思わずにはいられない