「何すんのよ岡田ッ!!!」
私はまだ、開けきらない目を擦りながらその行為をやった犯人を見る。
「何って、お前が起きないからだろ。馬鹿!!!!」
「起きないって……。まだ、明け方じゃない。」
そう、まだ外は日がでるか出ないか位の時間で朝方が苦手な私には一番起きたくない時間で一番熟睡している時間
そんな私を見てわしゃわしゃと髪を荒々しくかく岡田
「お前なぁー。此処は京だぞ?警戒心もうちょっと持てよなぁ~。そんなんだから、昨日、壬生狼にからかわれるんだよ。」
は?こいつが
「なんで、知ってるのよ……。」
私は、ボッサボサのクッシャクシャの髪をそのまま一つに結いながら岡田に言う。
「香山さんに聞いたんだよ。」
香山さん、なんでこいつなんかに言ったんですか...
一番知られたくなかったのに

