空と海





この感覚はいつか泡になってそして消えてしまう。



けれど...その感覚を感じた時の思いは忘れないよ。




「永久....本当に行っちまうのか...?」


「...う、うん。その事も幾松さんから聞いたの...?」


総司は抱きしめるのを止め、今度は私の頬と自らの頬をすりあわせながら聞いてくる。


その行動に最初は戸惑ってしまうが、総司の声が耳の側で聞こえるのがなんだか落ち着いてしまう。




「ああ...。聞いた。」