「永久.....」 私とは逆に静かな声で私を呼ぶ総司。 けれど総司はギュッとすぐに私を抱きしめてくる。 「そッ..うじッッ..?」 あまりにもいきなりの事で身体が硬直してしまう。 「永久、永久ッ、永久ッッッッ!!!!」 けれど、硬直したのはほんの一瞬で彼が私の名を愛おしそうに呼ぶものだから、私はいつの間にか彼の背中に腕をまわしていた。 「総司...。」 伝えたい事は沢山沢山沢山ある。 だけど、今は彼を抱きしめたかった。 彼が私を強く抱きしめるのを私も抱きしめ返したかった。