そうまでしないとこの想いを断ち切ることは出来ない。 彼がまた、危険な状態になってしまったら、きっと私は手をのばして助ける。 仲間を裏切ることになっても....... 私はきっとそうしてしまう。 帰郷する事は香山さんや桂さんは勿論、高杉さんにも文で伝えた。 高杉さんはまだ、牢から出ることが出来ず、しかも、病を患っていると返事の文に書かれていた。 高杉さんは自らの病の事を前々から知っていたのに、今になって 【俺、死ぬかもしれねぇ。】 と返事の文にかいてあった。