自室についた私はいつもどおり布団をひきいつもどおりに床に入ろうと思ったが、色々、迷惑をかけてしまった香山さんにお礼とお詫びをしなければならなかったので香山さんの部屋へと向かった。




当たりは既に真っ暗でどれだけの時間私は灰になっていたんだろうかと疑問に思ってしまった。







香山さんの部屋に着くと蝋燭の明かりがついていてまだ、起きていることが分かったので、声をかける



「香山さん。春風ですけど、今ってお時間ありますか?」







「え、春風さん!?」
香山さんは驚いた声をあげながら障子を勢いよく開けた。



「よかった。復活したんですねっ!!!!」




「復活って…。私、凄く香山さんにご迷惑をかけたみたいで………すみません。」






「大丈夫ですよ。あれぐらい。俺の方こそありがとうごさいます。壬生狼から感づかれることなくあの場をまけたのは春風さんのおかげですから。」





香山さんッ!!!なんて言い人。
あの壬生浪士の男に見習わせたい。







「あ、でも、春風さん、明日壬生浪士の屯所に行かないと行けませんよね?」




「はぁ、まぁ、敵とは言えど借りた物は返さなければなりませんし……。」