確かめなければ誰が死んでどちらが勝ったのか分からないが、もし...もし... そう思うと、足を動かすことが出来ない。 結局、私は覚悟がないのだ。 それにいつも中途半端。 失う事が怖くて、一人身を縮めて泣いているちっぽけな存在。 高杉さんが、私に兄が贈ってくれた万華鏡を渡さないのも分かる。 私はギュッと着物の裾を握る。 行かないと行かないと...!!! 立ち止まっていたら、分からないでしょう? 私は自分にそう言い聞かせながらゆっくりゆっくりと足を一歩一歩前に出す。