やっと池田屋に着くと、私は二階へと上がり、荒々しく障子を開ける。






「宮部さんッッ!!!!!」





私は、中に入るなり数人の男達の中心人物の名を叫ぶ。






「春風さんですか………。思ったより来るのが早かったですね。」




「何を言っているんですか!!!!!!そりゃあ、あんな事を聞かされたら急いでくるに決まってるじゃないですかッッ!!!!!」




新選組に捕まった古高俊太郎さんを助け出すなんて…ッッ!!!!!




そんな事をしようとしたら、宮部さん達は死んでしまう。