そりゃあ長い間岡田と一緒にいれば岡田の癖も分かってくる。 どんな物が好きで何が苦手で、どんな人か…。 一応、岡田は私より年上だから岡田と私は仲のいい兄妹みたいな関係なのかもしれない。 そんな事を思いながらお茶を飲む。 私はあつーいお茶が好きなのだが、岡田が飲めないのは可哀想なのでぬるめのお茶だ。 私のためにわざと熱いお茶をくれなんて言ったのかな? 岡田を見ると、このぬるいお茶でもって岡田にとっては熱いらしくフーフーしながら飲んでいる。 「もうちょっとぬるい方がよかった?」