一週間前
「永久、団子食うか?」
何気ない顔をして私の部屋に入ってくる岡田。
「食べるけども…。入ってもいいか?とか一言言ってくれると嬉しいんだけど。」
一応、女の部屋に入ってくるのだからそれぐらいは言ってほしい。
まぁ、岡田は私を女と思ってないと思うけど………。
「ん~。次来るときは言うから熱いお茶をくれ。」
うん。岡田は次来たときも絶対に言わないな。
私はそう確信しながらもお茶をつぐ。
「はい、どーぞ!猫舌のくせに熱いお茶を飲もうとするのいい加減やめたら?」
「う゛…。俺が猫舌なの気づいてたのか?」
私はお団子を食べながらコクリと頷く。

